otatenanaのシンプルライフ-ミニマリストになりたくて

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【完全版】【石鹸シャンプー】きしみの原因、石鹸カスにはこう対応する! - 石鹸シャンプーをもっと快適に!

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こちらの記事では、石鹸シャンプーを始めたほぼ全員がぶち当たったであろう
「髪のきしみ」「石鹸カス」についてお話しますね。

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こんにちは
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こんばんは
otatenanaです。

前回は、「全身肌断食・石鹸シャンプーのやり方と注意点!」についてお話しました。
 

lifestyle-otatenana.hatenablog.jp

 

こちらで石鹸シャンプーを始めるにあたり
髪のきしみ・すすぎの大変さについて少し触れていたかと思います。
実際、石鹸シャンプーを始められた方の中には
尋常じゃないほどのきしみに
「本当にこれ大丈夫?!」
と石鹸不信になられた方も多いと思います。
でももう大丈夫!(怪しい)
今回、そのきしみ対策を徹底的にお教え致しますので
ぜひ参考にされてみて下さい。

 

 
1.きしむ原因と理由

①元々の髪の傷みのため

「えええええええええ」ですよね。
「なんでええええええ」ですよね。
だって、
「合成シャンプー使ってた昨日までは
こんなにきしまなかったもん!」ですよね。
心中お察し致します。
けれどもこちら事実でございます。

そもそも、合成シャンプーには手触りを良くするため
あらゆる保湿成分やコーティング剤が使用されています。
有名な「シリコン」もそのうちの1つですね。
それらは髪の表面を露呈させず、全て包み隠してくれるので
手触りはそれはもう最高です。

ですが、ここに落とし穴があります。
髪表面の状態を包み隠してくれているので
あなたの今の髪がどれほど傷んでいるのか
はたまた全く傷んでいないのか
分からなくさせているのです。
キューティクルが全壊していようとも
コーティング剤で覆い、綺麗に見せている。
「見せかけだけの人間なんて!」とお思いの皆様からすると
許すまじき行為ですよね(そんなことない)

肌断食でも同じことが言えるのですが、
肌や髪を本質から健やかに綺麗に保ちたいと思う私からすると
やはり、傷みを隠してごまかす方法は違うんじゃないかなと考えるわけです。

そこで「石鹸シャンプー」です。

こいつは何も包み隠しやしません。
全部暴露してくれます。
髪本来の姿をありのままに見せてくれます。
見たくなかった傷みもです。
ここでお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが


「髪本来の姿が露呈している」
イコール
「髪表面に何も不純物が付いていない」


ということになります(髪断食ですね)。
これが意外と重要なことで、きちんと洗髪できている証拠にもなるのです。
実際、様々な薬品が付着した髪や頭皮だと
石鹸はよく泡立ちません。
前回の記事でアフロヘアを目指して洗髪して下さいと
お伝えしたのはこの為です。

②髪が弱酸性→アルカリ性になるため

「理科かよ」 

ね。私もそう思う。
けど、どうやらこれは事実らしいのでお伝えすべきかなと思います。
人間はどうやら弱酸性の生物らしく
石鹸はどうやらアルカリ性の物質らしいのです。
そして、どうやらこの石鹸のアルカリの洗浄力で
髪や頭皮の汚れが落とされるらしいのです。

ここまではいいのですが、石鹸のアルカリにより
髪が一時的にアルカリ性に傾き、その反応としてキューティクルが開きます。
こちらが手触りが悪くなる原因の1つです。
しかし、人間よくできたもので一時的にアルカリ性に傾こうとも
自力でまた弱酸性に戻ります。
つまり、髪を乾かし終える頃にはキューティクルも閉じ
さらさらつやつやの髪に戻るわけです。

ただ、髪は死んだ細胞ですので
肌ほど素早く戻れるわけではありません。
また、傷んで弱り切った髪だと
弱酸性に戻るまで更に時間が掛かり
「一向にごわつきやきしみが治らない!」
なんてことになってしまうのです。

③石鹸カス付着のため

「石鹸カス?何それおいしいの?」

 多分おいしくないです。
そして、こいつが厄介なのです。

前回の記事で「特にすすぎ時にきしみを強く感じるのでは」と
お伝えしていました。
なぜですか、にお答え致します。
(以下内容につき「理科かよ」は何度言って頂いても構いません。)

まず、洗髪時に石鹸のごく一部が脂肪酸に変わっています。
そしてこれは水に溶けにくく、髪表面に付着しています。
この時、石鹸カスはまだほとんどできていません。

次に、すすぎ時に石鹸と水道水に含まれるカルシウムイオンが結合し
石鹸カスが大量に発生します。(原因これや!)
しかも、石鹸カスも水には溶けず髪表面に付着してきます(原因これや!)
それだけでなく、洗髪時に付着した脂肪酸
すすぎ時にカルシウムイオンと結合することで
石鹸カスに変わり、髪に付着し続けたとなります。(おいおい)

このように、すすぎ時に石鹸カス地獄に見舞われ
髪がきしんだ状態になるわけですね。

2.きしみ対策

①石鹸シャンプーの継続

傷みの露呈によるきしみ対策には・・・

「石鹸シャンプーの継続」!!!

健やかな髪を保持するためにはなんと言っても
「健やかな頭皮」が鍵です。
前の記事でもお伝えしたとおり
洗髪ではなく洗頭皮を意識して下さい。
頭皮をコーティング剤等の化学薬品に触れさせず(頭皮の肌断食ですね)
頭皮本来の力で油分の調整が行われるようになれば
自然と活き活きした頭皮と髪に生まれ変わります。
そして、強く健やかな髪は傷みに強く、きしみの激減に繋がります。

②酸性リンス

弱った髪が弱酸性に戻らない対策には・・・

「酸性リンス」!!!

前回の記事でも「酸性リンス」をご紹介致しました。
弱酸性のお湯を頭からかぶることで
アルカリ性だった髪や肌が中和され、即座に弱酸性へと戻ります。
ただ、肌や髪が強くなれば、自力でさっさと弱酸性に戻ってくれるので
酸性リンスは不要になりますよ!


 ③すすぎの改善

 石鹸カスの対策には・・・

「すすぎ」の改善一拓!!!

「もう聞き飽きたよ!わかったよ!!!」となってきましたか?
けれども、このすすぎが本当に要です。
必ず根元から毛先に向け丁寧に行って下さい。
しかも、なるべく手早くです。
すすぎの際に石鹸カスを大量発生させないためです。
少しでも短い時間で確実にすすぎましょう!

「いやけど、きしみがひどくて手早くなんて無理!」

ん、正直これはもう慣れです。
毎日頑張ってみて下さい。
するとある日突然、

「嘘でしょ・・・、さらつや髪なんだけど」

となります。本当です。


ですが、1日でも早くこの"ある日"が来てほしいのが本音。
そこで「シャンプーブラシ」の出番です。
前の記事でもおすすめさせてもらったかとは思いますが、
シャンプーブラシを使用することで
指では難しいと感じられる
頭皮も髪の中間部も、しっかり洗いやすくなります。
そして洗いやすくなった分、すすぎ時間の短縮に繋がります。

ちなみにですが、おすすめのシャンプーブラシは
「硬すぎず柔らかすぎないシリコン製のブラシ」です。
硬すぎるブラシでは(プラスチック製等)、頭皮を洗うのはやりやすいのですが
髪に付着した石鹸カスが上手く落ちないと感じ、
柔らかすぎるブラシでは、きしんだ髪に負けてブラシが頭皮に到達しづらく感じました。
もし、あなたがすすぎに大変ストレスを感じ
「とにかく今は洗いやすさ重視!」と考えている場合は
「硬いプラスチック製のブラシ」を使ってみて下さいね。
そして慣れてきた頃、硬めのシリコン製ブラシに移行してみて下さい。

 

 3.補足(べたつきとフケ)

酸性リンスをすると髪と肌が即座に弱酸性に戻るので
髪もさらつやになりますよ!と前述にありますが
こちら、石鹸カス地獄に見舞われた状態で酸性リンスを行うと
さらつや髪からは程遠い「べたごわ髪」に仕上がってしまいます。

かといって、石鹸カス地獄に見舞われた状態で
酸性リンスをせず乾かしてしまうと
「フケ(に見える石鹸カス)」を大量発生させてしまいます。
石鹸シャンプー初心者の方からの
たつきとフケ(に見える石鹸カス)に悩まされる声が散見されますが
全ての元凶はやっぱり「石鹸カス」だったのです。
本当に厄介!

こちらもなぜそうなるかの理由をお伝えすると、

まず、髪に付着していた大量の石鹸カス(もしくは石鹸の残り)が
酸性に戻された際、それらの一部は脂肪酸に戻ります。
脂肪という文字からそれがべたつきに繋がることは想像に容易いですね。
そして、その脂肪酸は水に溶けず髪に付着しやすい性質がありましたね。
その脂肪酸を大量に付着させたまま髪を乾かしてしまえば
髪がべっとり重くなってしまいます。
こちらが「べたごわ髪」の簡単レシピです。

次に、べたつくから酸性リンスをしない!と
石鹸カスを大量に付着させたまま洗髪を終了し、髪を乾かしてしまうと
当然石鹸カスは落とされていないので
乾燥後、それがフケのような白い粉となって髪全体に発生してしまいます。
こちらが「フケ(に見える石鹸カス)」の簡単レシピです。

やっぱりここでも「すすぎ」でしっかり石鹸カスを落とすことは
最重要事項だということが分かりますね! 

4.まとめ

いかがだったでしょうか。
今回のポイントは
「いかに上手にすすぎを行い
石鹸カスに対応していけるか」
になるかと思います。

憎き石鹸カスですが、
今回の記事をぜひご参考に
うまく対応できるよう工夫してみて下さい。
健やかな頭皮と髪を手に入れると
石鹸シャンプーへのストレスはなくなりますよ!
石鹸カスに負けず立ち向かいましょう!


それでは今日はこのへんで・・・
otatenana